思春期特発性側弯症のお子様へ
部活、勉強、友達との時間、そして恋──人生の中でも特別なこの青春の時期に、突然「思春期特発性側弯症」と診断されたら、誰でも戸惑うのは当然です。
将来への不安を感じる子もいれば、そもそも病気であることにピンと来ない子、痛みがないからとあまり気にしていない子もいるかもしれません。
でも、どの受け止め方も間違いではありません。
病院では側弯の角度が20度を超えるまで経過観察、そこからようやく装具治療の話が始まります。そして、装具の役目が終わったら「もう普通の生活で大丈夫」と言われることが多い。でも、本当にそれでいいのでしょうか?
ゲンテンに通う、側弯症人生の“先輩たち”は口を揃えて言います。
「あの時に、背中の使い方を学ぶ機会があったら、自分の体はもっと違っていたかもしれない」
側弯症は「背骨が曲がる」病気ですが、「曲がったまま動かなくなる」病気ではありません。
実際、10代の背中はとても柔らかく、正しい方法でトレーニングすれば十分に動かすことができます。だけど──それには、“自分の体への関心”が欠かせません。
そして、知っておいてほしいことがあります。
成長が終わると、背骨は硬くなっていきます。
硬くなってから動かす練習を始めるより、柔らかい今のうちに「体の使い方」を学ぶ方が、ずっと少ないエネルギーで済むのです。
だから、できるだけ早く、自分の体に目を向けてほしい。
できればこの10代の時間を、「今だけの大事なチャンス」として、大切にしてほしい。
「青春を全部セルフケアに捧げてほしい」とは言いません。 でも、それくらい大事なものを、今あなたは持っているのです。
今頑張ったことは、必ず未来の自分のためになります。 その日が来た時、「やっててよかった」と笑えるように──
僕らは、そのためにここにいます。
一緒にがんばっていきましょう!
お気軽にご相談ください。ご連絡お待ちしております。
側弯症の改善事例(ご本人・ご家族の声):動画
中学2年生の冬、思春期特発性側弯症と診断されたリラさん。当初は自覚が乏しく、「自分が家族の負担になるのでは」と感じ、ショックを受けたといいます。
一方で、ご家族は側弯症という言葉すら知らず、ネットで情報を集める中で不安が大きくなりました。そんな中で出会ったのがゲンテン体操。最初は動画を見ながら、リラさんの姉がケアを手伝い、やがてご本人も少しずつ体の使い方を学んでいきました。
緩める、ほぐす、正しく動かす——このステップを重ね、やがて「背中がきれいに動くのが分かるようになった」と実感。体操の効果はご本人の手応えとして表れただけでなく、画像上の改善としても確認されました。
一時的な後退や停滞期もありましたが、そこを乗り越えて親子でともに取り組む姿は、同じ悩みを抱える多くの方の励みになるはずです。

【側弯症 悩み相談#1】側弯症で悩んでいます。手術ギリギリの状態でどんな運動をすればいいのか教えてほしい。