❶炎症がひいた時こそ運動のチャンス!

肩関節周囲炎は多くの場合、完治するまでに半年から1年という長い時間がかかります。
その経過は一般的に、以下の3つの期間に分けられます。
・疼痛期…痛みが強く動きも大きく制限。夜寝ていても痛みがある。発症から1ヶ月以内の時期。
・拘縮期…痛みは軽くなり、関節の硬さが動きを制限。発症から1〜3ヶ月の時期。
・緩解期…痛みはほとんどなくなり、関節の動きも徐々に拡大。発症から3ヶ月以上の時期。

疼痛期は炎症が強く、無理に動かしてしまうと痛みのイメージが脳に強く書き込まれるため、安静にすることが望ましいとされています。炎症が長引いてしまう方の多くはこの時期に、痛みに対する不安から無理をしてしまったり、寝るときなどの肩の保護がうまく行えていなかったりと、対処を間違えてしまっています。
大切なのは、肩がどのようにするとストレスを受けてしまうのかを確認し、痛みが絶対に出ない姿勢のとり方を徹底しつつ、炎症が軽減したら、痛みを感じない範囲での運動を行っていくことです。

❷体操で背中に手が回るようになった(60代女性)

はじめはただの筋肉痛程度と思って軽く見ていたんですが、だんだん手が上がらなくなり、そのうち固まって、テニスができなくなってしまうんじゃないかと、心配になりリハビリに伺うようになりました。
はじめ不思議だったのは、横になった状態で動かすと痛くないのに、なぜ立ったり座ってたりして肩を動かすと痛みが出のかということでした。その頃、腕がとても重く感じていたので、そのせいで体に変な力が入ってしまっていると指摘を受け、納得できました。
体操は慣れるのに少し時間がかかりましたが、やってみると確かに理にかなった方法で、痛みも出ないので無理なく家事の合間にできました。続けることで体がリラックスして動かせるようになり、以前まで悩まされていたぎっくり腰も軽く済むようになりました。
体操を続けたらテニスもうまくなる気がしています!

❸腕のねじりも大事

肩の炎症が落ち着き、徐々に動かせるようになってきた時に大切なことは、変なクセをつけないということ。
手をあげるときの変なクセ…
①肩をすくめてしまう
②肘が曲がってしまう
③外に開いてしまう

もともと痛みが強い時期は動かすことがほとんどできなかったため、腕は重く感じ、もとの動かし方も忘れてしまって力んでしまっているため、このようなクセが現れます。このクセが習慣化すると、肩だけでなく首や腰などにも影響が現れ、全身のバランスを崩してしまうことにもつながります。そこで、手をあげるときの変なクセを正すためのポイントは以下の通りです。
①痛い方の肩を上に、横向きに寝る
②腕を内側にねじる
③ベッドをなでるように手をあげる動作をする

この方法は横向きに寝て、ベッドに手をつけることで腕の重みを少なくし、腕のねじりを加えることで自然な関節の動きを引き出すことができます。ついつい力んでしまってうまく腕が上がり切らない方は是非お試しください。

❹「ゲンテン体操」でお洗濯も楽に!

デスクワークや家事など、猫背が習慣化したことで動きの悪くなった肩の動きを引き出すためには正しい運動方法を知る必要があります。
肩関節周囲炎や五十肩でお悩みの多くの方は、ご自分の姿勢や体の使い方(癖)を知らないために誤った運動を繰り返し、時には症状を悪い方向へ進めてしまうことがあります。
痛みなく快適に生活できる体づくりをするために必要なことは、まずご自身の体を知り、体にあった運動方法を学び、そして自身で継続していくことです。
当スタジオでは、お一人でも簡単に行える「ゲンテン体操」を理学療法士が個別に指導しております。
ご相談に来ていただいた方全員に、「寝たまま行えるゲンテン体操」の資料を差し上げております。
ぜひご来店いただき「楽にお洗濯したい!」とご相談ください。